午前3時に目覚めて、準備していた荷物を車にぶち込み、カチカチに凍ったフロントガラスに水をぶっかけて、エンジンをかけて出発。
約10分ほどで登山口に到着。
登山口の駐車場は既に車で埋まり始めていて、ギリギリセーフで車を止め、靴を履き替え準備を始める。
草木も眠る真夜中、まだ日の出まで4時間以上あるなか、真っ暗な登山道をガツガツ上がっていく。
慣れた由布岳の登山道だから暗い中でも、ヘッドライトの灯りだけで問題なく上がっていくことができる。
周りには幾つかの灯りがちらほら。
車を見ると他県ナンバーがけっこうある。
この日の為にわざわざこの山まで来たんだろうということがうかがえる。
あまり、慣れていないせいか、登山道を外れている灯りも見える
「あぶないぞぉ〜」と思いたら、Uターンして戻ってくる灯り達。
慣れない山は夜登るもんじゃないですね。
由布岳は比較的登りやすい山。
山頂に登れば、近くに高い山は無いので、ものすごく見晴らしがいい。
山を登っているといつも、頭に浮かんでくるのが、
「これって人生そのものだな」ってこと。
よく登山は人生に例えられるけど、景色を見ながらゆっくり登る人もいれば、山頂目指してただひたすらに勢い良く登る人、途中で諦めて下山する人、パートナーと楽しくおしゃべりしながら登る人。
苦しいけど、荷物重いけど、山頂に立った時の爽快感と、景色の美しさに感動。
色んな人がいるけど、皆目指すは山頂。
そして登ったら下りないといけない。
そんなこと考えながらぼちぼち登っていると山頂に到着。
やっぱり下よりも星が近い、宙が近い。
山頂には既に数名が待機していた。
山頂の気温は0度。以外に暖かい? 本当に0度だったのかな?
雲は無し、ガスってない。
最高の見晴らし。
これが1月1日元旦の初日の出